近年のシステム開発は一昔前と比較すると隔世の感があります。開発プロセスの面においては、DevOpsという言葉に代表されるように、テストやデプロイの自動化は当たり前のものになり、リリースまでのリードタイムは大幅に短くなりました。また、ウォーターフォールに代表される従来型のプロセスに代わり、アジャイル開発が一般的なものとなり、「計画よりも変更」、「ドキュメントよりも実装」に価値が置かれるようになっています。ソフトウェア実装面においては、プログラムの設計手法であるデザインパターン、プログラムの改善手法であるリファクタリングなどは一般的なツールとなり、より洗練されたソフトウェアの構築手法であるドメイン駆動設計なども実際の製品に取り入られれつつあります。ソフトウェアの内部構造自体が製品やサービスの価値に直結するとようやく認識されるようになったのです。
一方で、以下のような様々な理由により、多くの開発現場で旧態依然とした非効率なシステム開発が行われているのが現状です。
- そもそも、新しい技術や手法を知らないため、現状を当たり前と思っている。
- 経営層からの要求が目まぐるしく変わるため、開発者が場当たり的に対処してしまっている。
- システムはとにかく動きさえすればよいという価値観が根付いている。
- プログラミング経験の浅いエンジニアやマネージャしかいない。
このようないわゆるレガシーな開発現場を常態化させたままでいると、近代化された開発現場とのシステム開発力は開く一方であり、結果としてそこから生み出されるサービスの競争力を失うことになりかねません。一刻も早く、レガシーな開発現場から脱却し、新しいモダンな開発現場に生まれ変わらなければなりません。そのためには、現状を正しく認識した上で、会社を含めたチーム全体のパラダイム・チェンジが不可欠です。
われわれは、実際の開発現場で得た豊富な知見や生きた経験を元に、レガシーな開発プロセスやシステムの近代化支援するためのソリューションを提供します。実現できない／難しい理論だけを振りかざすのではなく、実際の開発現場に寄り添うことで現場に最適な実現方法を提案することができます。お客様の目線でお客様に最適なソリューションをお客様と共に作り上げ、お客様自身の環境を向上させることがモットーです。
レガシーシステム改善支援
レガシーなシステム開発の現場を改善するための最適なソリューションを提供します。通常、システム開発の改善は以下の流れで実施します。
- お客様のシステム開発の現状を分析し課題を抽出します。
- 課題に対するソリューションを提案します。
- お客様と共に実現可能な最適な改善施策を立案します。
- 改善施策をお客様自身でスムーズに実施できるようにサポートします。
- 必要に応じて、上記をサポートするための教育支援を行います。
開発プロセス、システム・アーキテクチャ、ソフトウェアアーキテクチャの３つが主な改善対象となります。
| 改善対象 | 具体的な支援例 |
| 開発プロセス | ・アジャイル開発の導入支援 ・テスト自動化、デプロイ自動化などのDevOps導入支援 |
| システムアーキテクチャ | ・レガシーシステムのモダナイゼーションに伴うインフラ設計、技術選定 ・AWSなどのクラウド環境構築支援 |
| ソフトウェアアーキテクチャ | ・ソフトウェアの現状分析とリファクタリング案の提案 ・リファクタリングの実施サポート ・コードレビュー |
システム開発
お客様の要求を満たす現代的なシステム開発を実現できます。以下は具体的に提供可能な作業内容の一例です。
- 開発環境構築
- DevOps環境構築
- システムアーキテクチャ設計、インフラ設計、インフラ環境構築
- ソフトウェアーキテクチャ設計、技術選定
- ソフトウェア開発（要求分析〜実装・テスト）
人材育成
現代のエンジニアにはプログラミングだけではなく、開発プロセスやソフトウェア・エンジニアリングなど幅広い知識やスキルが求められます。また変化に柔軟に対応していかなければなりません。このような、今後真に求められるエンジニアを育成するための教育ソリューションを提供しています。
プログラミング研修
システム開発経験が豊富な現役エンジニアによるプログラミング研修を行っています。以下は研修内容の一例です。
| 研修 | 内容 |
| プログラミング研修 | プログラミング基礎からWebアプリケーション開発、データベースまで学習する。PHPもしくはJava。 |
| プログラミング演習 | 研修内容の実践的な課題と演習。 |
| Webサービス構築演習 | アジャイル開発により、Webサービスを企画からデプロイまで行う。 |